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インナーブランディングの種類と社内報の役割 ~はじめての広報さんへ~
はじめに
「インナーブランディングって何?」
「これから広報部で社内報を作ろうと言われたけど正直読んだことすらない…」
「制作するといっても、まず何から始めればいいの?」
社内報制作担当になったばかりのあなたは、上記のような悩みをお持ちかもしれません。
このコラムでは、インナーブランディングに使える様々な「社内向けツール」を整理しながら、当社が制作でサポートしている社内報についてご紹介します。
1.インナーブランディングって要するに何?
ブランディングという言葉は何となく耳にしたことがある方もいるかもしれませんが、インナーブランディングとは何でしょうか。
これは「企業が全社員に対して、企業の理念やビジョン、価値観を共有し、理解を深め、共感や愛着心を持ってもらうための活動」のことを指します。
後述でも紹介しますが、インナーブランディングにはさまざまな方法があり、その中で共通して大事なのは「社内での継続的なコミュニケーション」です。では、なぜ今、この活動がますます必要とされているのでしょうか。
2.なぜ今インナーブランディングが必要なのか?
インナーブランディングが求められる背景には、労働条件による若手社員の離職、企業の理念の形骸化、リモートワークでの社員同士のつながりの希薄化などがあります。
キャリア、働き方、価値観などあらゆるものが多様化する時代で、一つの会社で社員が長く働き続けることは、今や当たり前ではなくなってきました。加えて、採用競争の激化や企業のグローバル化など、企業を取り巻く環境の変化もインナーブランディングの必要性を高めています。そのため、少しでも社員が今いる会社に帰属意識を持って、「自分事」として関われる環境づくりが求められています。
3.インナーブランディングに役立つツールあれこれ
①社内報
ブランドコンセプトや企業メッセージを社員に伝えるための定期発行物です。紙媒体からWeb版まで形態はさまざまですが、大企業では併用型が増えています。「情報共有型」「モチベーション向上型」「理念浸透型」などの発行目的によって、制作方針や企画を決めていきます。
②クレド
クレドとは、企業が大切にする価値観や行動指針を簡潔にまとめたものです。多くはカードや小冊子にして全社員に配布し、携帯できるようにします。短いフレーズで表現することで覚えやすく、日々の判断や行動に反映しやすいのが特徴です。経営理念を日常業務に落とし込むための、シンプルで効果的なツールです。
③社内イベント
社内イベントは上司、同僚、部下問わず、業務から離れたコミュニケーションを取るいい機会となります。いつもの業務上の関係性とは少し異なる新たな一面を知ることで、関係性をより深めることができ、信頼関係の構築にもつながります。
④社内SNS
社員同士が気軽に情報を発信できるSNSを導入することもインナーブランディングの一つです。特に人数が増えれば増えるほど顔も名前も知らない同僚が増えることから、双方向にコミュニケーションがとりやすい社内SNSを活用することで、立場や部署を超えたコミュニケーションが可能です。
⑤社内ポータルサイト
業務に必要な情報や資料を一元化したWebページです。マニュアルや申請書類、業務連絡などの単なる情報集約にとどまらず、社内ニュースや社員紹介を載せることで、企業全体の文化や価値観の共有にもつながります。
4.まずは「社内報」からはじめよう
インナーブランディングの全施策を一度に始めるのは労力もかかり、現実的ではありません。当社が作成支援を行う社内報は、小規模から始めて、少しずつコンテンツやボリュームを増やしていけるのが特徴です。
また、社内報は社内の「誰かの声を載せる・記事を書く」ことで、読者の共感が生まれやすく、さらなる企画・コンテンツづくりにもつながります。
まずは社内報を活用し、社内での情報共有や対話のきっかけを作ってみてください。
5.社内報作成 ~よくある不安とその解決策~
Q:「社員が読んでくれるか心配です」
A:「社内報は、掲載された本人や関係者が周囲に共有してくれることで自然に読者が広がる傾向があります。
ただし、記事内容が読者自身と無関係だと感じられる場合は、目を通されにくくなります。
つまり、読まれるためには、読者が「自分に関係がある」と感じられるテーマを選ぶことが重要です。
たとえば、同じ部署の同僚や知っている社員を取り上げる、身近な出来事をテーマにするなど、読者が自分事として捉えやすい内容づくりを心がけましょう。」
Q:「掲載するネタに困っています」
A:「普段の会話やチーム内での雑談の中に企画のヒントが隠れていることも少なくありません。
日々の業務紹介や、各部署の取り組み、新入社員インタビュー、社内イベント、社員の趣味や資格取得についてなど、実は社員の関心が高いテーマは多岐にわたります。
さらに、編集会議や発行後の読者アンケートで他部署から情報を吸い上げる仕組みを作ることで、自然と企画のネタが蓄積されていきます。」
6.当社がお手伝いできること
インナーブランディングには、上記でお伝えしたように社内イベントやクレド策定、社内SNS運用など多様な施策があります。
その中で当社は、「社内報」に関する取り組みに特化して支援を行っています。
社内報は、企業の理念や価値観を継続的に共有し、社員同士のつながりを強化するための有効なツールです。
当社は、企画立案からデザイン、原稿作成、印刷、Web版との連動まで一貫した対応が可能です。小規模なA4両面の発行物から、複数ページの本格的な冊子など、目的や予算に応じた柔軟な制作プランをご提案いたします。
「まずは社内報からインナーブランディングを始めたい」という企業様にとって、最初の一歩を形にし、その後の継続的な発行・改善まで伴走できることが、当社の強みです。
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オレンジ社では紙・PDF・WEBの形式に対応したグローバル社内報の制作を承っています。ご予算や社内体制に応じて、最適な企画・制作フォーマットをご提案します。
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