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POSTED : 2020.10.05

翻訳支援ツールで財務翻訳の品質向上と効率化を実現しよう -IR(財務文書・統合報告書)翻訳を支援-

はじめに、翻訳支援ツールとは、翻訳をより効率的に行うためのソフトウェアやオンラインプラットフォームのことです。CAT(Computer Assisted Translation)ツールとも呼ばれています。

翻訳支援ツールには、翻訳者にとっても、翻訳を発注し管理する側にとっても、翻訳作業をより効率的に行い、高品質な翻訳を作成することができるよう、様々な機能が備わっています。

翻訳支援ツールを使用することで、翻訳処理のスピードをアップしたり、品質を向上させることができます。それにより、納期を短縮することなどが可能となります。

 

■翻訳支援ツールの使用による翻訳品質の向上

翻訳支援ツールに備わっている機能を使用することで、翻訳品質を向上させることができる例として、過去の翻訳を翻訳メモリと呼ばれるバイリンガルデータ(原文と訳文の対訳データ)形式にして、翻訳作業時に過去の原文と一致している箇所を流用したり、類似の箇所を参照できることがあります。

 

それにより、翻訳作業の効率を上げたり、文体を統一することが容易になります。

また、繰り返し出てくる語句や、商品名などすでに決まった翻訳(定訳)がある用語を抜粋して、バイリンガルデータ形式の用語集を作成し、参照しながら翻訳作業を行うことで、用語の統一化を図ることができます。

 

さらに、校正機能を使用することで、訳抜け、用語間違い、誤字脱字や表記ゆれなどを検出することができるため、翻訳後のチェック作業の効率化も可能です。

翻訳量が多い場合や、納期が短い場合など、複数の翻訳者が同時進行で翻訳を行う必要がある場合にも、翻訳支援ツールを使用することで、同一の翻訳メモリおよび用語集を使用しての作業が可能となるため、一貫性のある翻訳を生み出すことができます。

 

■財務翻訳における翻訳支援ツールの使用

CSR(サステナビリティレポート・CSR報告書)、IR(財務文書・統合報告書・アニュアルレポート)等の財務翻訳においても、翻訳支援ツールを使用することで、翻訳の品質を向上させることが可能となります。

 

例えば、翻訳元である財務文書の原文言語(ソース言語)が日本語で、翻訳先の言語(ターゲット言語)が英語の場合、過去年度の日本語および英語の文書があれば、それを翻訳メモリ形式にすることと、定訳があるなど必要な用語の日本語および英語表記をバイリンガルデータ形式の用語集にし、参照しながら翻訳を行うことで、作業スピードをアップすることが可能になるとともに、文体および用語の統一のとれた品質の高い英語の財務文書を完成させることができます。

必要な用語とは、各会社独自の勘定科目、事業所名、関係会社名、部署名、役職名、ブランド名、商品名、人名の読み方(アルファベット表記)などになります。

用語集には説明を付け加えることもできるため、本文中ではフルスペルで表記したいけれどグラフや表内では省略形を使用したい場合などに注意書きを入れることも可能です。

過去年度のターゲット言語の文書がない場合でも、用語集を作成することで、表記の統一を図ることができます。

 

また、例えばサステナビリティレポートの英語版を作成する際に、アニュアルレポートの英語版と文体および用語の統一をしたい場合、アニュアルレポートの日本語版・英語版を翻訳メモリ形式にすることと、用語集を作成することで、サステナビリティレポートの翻訳の品質向上につながるとともに、アニュアルレポートと整合性のとれた文書を作成することができます。

 

さらに、翻訳支援ツールには翻訳メモリと作成するターゲット言語の文書との類似部分をマッチ率と呼ばれる値で算出する機能があります。これを使えば、翻訳メモリと完全一致の文言、繰り返し出てくる文言、部分的に一致している文言(ファジーマッチ)や新規翻訳が必要な文言がどのくらいあるか数値化して確認することができます。過去年度の財務文書を部分的に更新する場合に、翻訳メモリを使用してマッチ率を算出することにより、それに応じたスケジュール設定をすることで、限られた期間内での対応も可能となります。

 

まとめ

・翻訳支援ツールには、翻訳作業をより効率的に行い、高品質な翻訳を作成することができるよう、様々な機能が備わっています。

・翻訳メモリと用語集を使用して翻訳作業を行うことで、作業効率をアップしたり、文体や用語を統一することが容易になります。

・財務翻訳においても、翻訳支援ツールを使用することで、翻訳の品質向上や、納期の短縮などが可能となります。

・CSR文書やIR文書それぞれだけでなく、相互の文書の整合性を図ることも、翻訳支援ツールを使用することで可能となります。

 



オレンジ社では、財務翻訳・IRコミュニケーションサービスを提供しています。
詳細については、以下のページもご覧ください。

 

 

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